ささみろぐ

チラシの裏

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4日ぐらい使って呉と広島に行った。海と山があるというのがいいところで、小金井にはそれらがなく、飛行機に乗って行った。小金井には何も無いんじゃないか?

コンクリートが熱くて暑いなか呉を歩いて回った。山と海との距離が異様に近く、歩いている間は暑いということと戦争のこととこの先どうしようということを順繰りに考えていた。大和ミュージアムで潜水艦のカレーを買った。船の積み木に苦戦していたら大和を作るときはブロック工法を使ったんだよとおばさんが教えてくれた。大和を作った場所ではまだブロック工法でコンテナ船を作っていて、レンガの鎮守府の近くは白い制服のおじさんが歩いていて、100年たっても同じ場所が同じ使われ方で安心感がある。オタクなのでこの世界の片隅にですずさんが右手をふっ飛ばした場所に行った。行ったところでそういえばあの人たちは実在しないんだった…と気づき、気づきを得た。最初から知っていたけど気づいた。

人の少ないフェリーで広島港に行った。客室の外はエンジンの低い音が大きくて涼しくて動的な眺めが綺麗だった。 原爆ドームは具体的で説得力があって、捻れたり歪んだり溶けたり外れたりして、芝生と柵に囲まれて崩れていた。 平和記念資料館にある意見ノートに色んな言語とボールペンで戦争への感想が書いてあった。英語と中国語と日本語、たまにスペイン語とドイツ語があった。

海にはカキ?養殖のイカダがたくさん浮かんでいて、空が入道雲とか飛行機雲とかで雲ばっかりになっていた。広島港の近くの海に突き出た公園を一周したらすごく疲れた。すごく疲れたまま180円の人の少ない路面電車に乗って帰った。